上の画像は配管の漏水修理で依頼をうけその時に撤去した配管です。
ご覧いただいた通り、鉄管の内部はサビでいっぱいです。
数年前から水の出が悪くなり、朝起きて最初水を使う時は変な味がするので、一時の間は出しっぱなしにしてから使用しておられたそうです。
当社が様々な形で伺った範囲では、ひと昔前に建てられたおおよその建物は導入部までは塩ビ管で施工してあり、内部は水もお湯も鉄管で施工してあるのがほとんどです。お湯は一部耐熱塩ビ管で施工してあったお宅もありましたが、ほとんどが鉄管、少し新しくなると銅管で施工してありました。水の方はライニング鋼管といって鋼管の内部が塩ビ管でできている管である程度は施工してありますが、曲がっている箇所など継手の部分で写真のように腐食している場合があります。
手抜きとかわるい材料を使ってあるのではなくて、塩ビ管は建物内部で何かの拍子で割れたり継ぎ手部分ですっぽ抜けたり、そのリスクを考えると当時としては鉄管が信頼のおける材料として使われていたそうです。
現在は当時より管資材も開発・改良され、よりよい製品となっています。
この時、漏水修理に伺ったお宅では、お見積もりをさせて頂き、給水給湯全配管替え工事を施工させて頂きました。
施工後にお客様より、「思っていたより費用がかからず、こんなことならもっと早く工事してもらえば良かった」と言っていただきました。
①建物の作りや大きさ、器具・機器の位置、特定の箇所だけ変えたい。
②仕上がりのうち、一部配管を露出させても良いのか、それとも完全に配管を隠蔽する。
主に①②でかかる費用が違ってきます。
浄水器を設置するのも一つの案ですが、まずは配管自体を改善しないことにはフィルターが詰まりやすくなります。
最近、水の出が悪いとかサビが気になるという方はお見積もりに伺いますので是非配管替えという案も検討してみて下さい。