まず、依頼がありましたら、建築物の間取りや内装仕上げ、家具の位置、給水管の引込口径、水量、エアコン、照明の位置を調べます。建築時の設計図がありますと、比較的スムーズに準備ができますので、よろしくお願いします。
間取りはスプリンクラーの設置個数、内装仕上げは配管の管種(ビニルか鋼管か)、給水管の引込口径、水量は、新たに水道本管から大きめのパイプを引きなのす必要があるのか、それとも消防用のタンク及び加圧ポンプを設置するか選定するのに必要です。
エアコン、照明の位置はスプリンクラーの設置位置を決定するのに必要です。
消防関係者及び水道管理者との打ち合わせや確認も必要でスプリンクラー工事は準備に時間がかかりますのでその点ご理解ください。
天井内隠蔽の場合、このような形で配管をしていきます。
主管を配管して各部屋への枝管を配管していきます。
この際、あってはならないことですが、工事の際に天井を踏み抜いてしまったりすると天井下に被害がでる恐れがあります。
ですので、工事個所を打合せさせて頂き、可能な限り、作業範囲には工事関係者以外は入らないようにしていただいています。
真ん中よりすこし上部に移っている丸い形のものがスプリンクラーになります。ここから水が出る構造です。
照明、エアコン、壁から○○cm以上離隔を取りなさい等と決まりがあります。
最終的には水圧で1.0Mpaで耐圧試験を行うのですが、当社の場合は改造工事ではまず窒素にて気密試験を行います。
水圧試験をし、1.0Mpaで耐圧試験を行います。
消防署より検査官に来ていただき、必要な能力を満たしているか検査して頂きます。
写真は屋外の末端試験弁より仮設で組んだものより、水量の確認と、スプリンクラ―の放水範囲の確認をしていただいてます。
写真の様子は、消防用の水槽と加圧ポンプが一体になったものを設置しましたので、その製品の検査を受けている状況です。
他にも水道事業者の検査もあります。
実際工事に入りましたら、大まかな流れを説明させていただき、詳細は都度説明させていただいています。